【慢性疲労・不登校の原因】ストレス対応ホルモンの不足とは?
- 慢性疲労
- 朝起きられない
- 不登校
- 頭痛
- 気力が出ない
などの症状が見られる副腎疲労症候群…
この副腎疲労症候群は、ストレス対応ホルモンが必要量に対して不足しているために起こります。
この記事では、「ストレス対応ホルモンの不足」とは、どういう状態で、どのようなことが起こってくるかについてお伝えします。
そもそもホルモンって何?
ホルモン、、、
ホルモンって言っても、焼肉で出てくるホルモンを想像しないでくださいね(^^;
ホルモンとは、血液と同じくらい重要なもので、心身の健康を維持するための大切な物質の総称なんです。ホルモンはからだの様々なはたらきを調節しています。
女性ホルモンとかだったら、聞いたことありますよね?
そういう、「○○ホルモン」っていうものが、人の体には実は何種類もあります。
(なんと100種類以上も!!)
ホルモンは血液を通して身体の様々な部位、機能へ命令を出します。そして、心の健康にも関わる重要な働きをします!
からだの中や外で状況の変化が起きても、からだのはたらきを常に同じになるように保つはたらきをしています。
さて、「ストレス対応ホルモン」ですが、ズバリ、それは「副腎ホルモン」です。
副腎ってなに?
は?副腎?
副腎ってなに???
って感じですよね。
副腎は、腰の上くらいにある腎臓にくっついている小さな臓器です。
数センチの扁平で円盤状や半月状の形で
左右1対ずつあります。1つは約4~5g程度です。
CTでは線のようにうっすらと見えるだけです
副腎は生命の維持に重要なホルモンを産生する臓器です。
副腎は、とても小さいのに、
むちゃくちゃ重要な働きをしています!
どう重要かを簡単に言うと、この副腎ホルモンが人の元気をつかさどる源(みなもと)になるんです。
副腎ホルモン(コルチゾール)の働き
「副腎ホルモン」は、日常生活の中で起こる色々なことに上手く対応出来るように、脳と連絡を取りながら、そのホルモン量を調節しています。
副腎ホルモンだけでも、さらに細かく言うと何種類もあります。
その中の「コルチゾール」というホルモンは、特に重要で、
“何役もこなすスーパーホルモン”
と私は呼んでんいます。
このスーパーホルモンの働きは、
・ストレスに対応してくれる
・低血糖にならないように血糖を上げてくれる
・炎症を鎮めてくれる
・免疫力の調節をしてくれる
・1日のリズムの調整をしてくれる
など、本当にたくさんの人の身体に関する、いろいろ重要な仕事をしています。
めっちゃくちゃ重要なホルモンだと思いませんか?
「コルチゾール」(副腎ホルモンの1つ)は、ホントに色々な仕事を何役もこなす、「スーパーホルモン」なんです。
ストレス対応ホルモンの不足とは?
ここでもう一度、お伝えしますが、
ストレス対応ホルモンとは、
副腎ホルモンの1つの「コルチゾール」のことで、
何役もこなすスーパーホルモンです。
ストレス対応ホルモン
=副腎ホルモンの「コルチゾール」
=スーパーホルモン
身体の中のどこかで、このスーパーホルモンのすべき仕事の量が増えると、
「脳からもっと頑張れ!!!」
と司令がきます。
すると、副腎もパワーアップして、スーパーホルモンを増量し、何とか仕事をやりこなします。
そして、普通は、忙しい時期が過ぎると、脳から
「もうパワーダウンしていいよ!」
という指令が来て、副腎も通常モードに戻ります。
ところが、、、
あまりにも多くの仕事をドカッと任されたり、長く過労状態が続くと、
脳もスーパーホルモンを作る副腎も、何が何だかわからなくなり、調節がうまく行かなくなります。。。
すると、、、
異常な指令が脳から出続け、副腎が過剰に働いたり、過重労働にも関わらず仕事がやりきれなかったり、
それが続くと
徐々に副腎が、反応できなくなってきます。
ブラック企業でこき使われて
倒れる寸前→気絶
みたいな感じです。
有能な「副腎」くんは、ブラック企業に就職してしまい、最初は無理して何人分もの仕事を頑張ってこなしていました。
なぜなら、上司の「脳」が、頑張れ!もっと頑張れ!と指令をガンガン送ってくるからです。
「鬼上司だよ(涙)」
と思いながらも、食いしばって副腎くんはがんばります。
でも、それが続き、ある日、副腎くんは
「こんなに、無理です(泣)」と
いう状態になってしまいました。
それでも仕事は回ってきます、、、
「お前がやらなくて、誰ができるんだ!?」
「がんばれ!!」
脳の鬼上司の司令が続きます。
副腎くんは、キャパオーバーです。
そうなると、やり切れない仕事が、たくさん残ってしまいます、、、
副腎くんは、ヒーヒー言いながら仕事をし続けましたが、、、
とうとう
「もう、無理、動けないです(瀕死)」
と倒れてしまって、反応できなくなっていきます、、、
…と、こんなイメージです。
なんとなくでも、分かってもらえましたでしょうか?
このような状態になると、スパーホルモン(副腎くん)が、上手に仕事をやり切れません。
以下の「副腎くん」の仕事
・ストレスに対応してくれる
・低血糖にならないように血糖を上げてくれる
・炎症を鎮めてくれる
・免疫力の調節をしてくれる
・1日のリズムの調整をしてくれる
がうまくこなせなくなるので、
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・ちょっとしたストレスも耐えられない(キレやすくなる、気を使う場所は避けたくなる)
・低血糖が起こりやすくなる(だるさ、不安、頭痛、吐き気などに関連)
ずっと頑張れ状態で
・炎症が起こりやすくなる(風邪にかかりやすく、治りづらい、鼻炎などが治りにくい)
・アレルギーが起こりやすくなる(アトピー・喘息・花粉症)
・朝起きれなくなる
となっていきます。。。
これが、「ストレス対応ホルモンの不足」です。
しかし、、、
「ストレス対応ホルモンの不足」に関連する検査、治療については、保険対象外ですので、一般の病院では、治療は行っていません。検査も行っていません。
「ストレス対応ホルモンの不足」の状態があっても、そうであるか見つけることが難しいです。
なかなか気付けない隠れたストレスを含め、何が原因となっているかを海外の検査で調べ、専門的に治療していくことが回復への近道となります。
生活環境を整えていくことも、回復のために重要となります。軽症の方は生活の改善だけでも良くなる場合がありますので、その点についても、少しずつお伝えしていきたいと思います。
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