疲れた・体が動かない・仕事がつらい・やる気が出ない・なぜ?バーンアウト?【退職すべきなの?】
仕事がつらい
- 十分休んでも、だるさがとれない
- 朝起きられない
- 体力・気力の限界を感じるようになった
- 頭痛、動悸、吐き気がひどい
- 集中できない
- イライラしやすい
- 特に理由はないのに、気持ちが落ち込む
- 病院で治療をしているけど、思うように良くならない
- ホルモン補充療法をやっても効果がみられない
- 仕事と不調の治療の両立ができない
- 相談に乗ってもらえる人がいない、相談してもサポートしてもらえない
- 更年期なの?
ならみんなが通る道だし、検査で異常が出ないので病気ではない?…
どこにどう相談したら良いかわからない…
我慢するしかないのかしら… - ホントは体調が何とかなるなら、仕事を続けたいけど…
- 簡単には今の仕事から降りることができない、退職するしかないかな?…
- どうにもならない体調不良の中、ちょっとしたことであり得ないミスをし、自信を失ってしまい…
この記事は、仕事を続けたいのに、思うように身体がついていかなくなってしまった女性の方に向けて、そうなってしまう原因や回復する方法について書いています。
上記のような状態で、「もう仕事を続けられない。退職するしかないのかな?」と考えている方がいらっしゃるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
その症状、副腎疲労かもしれません!
退職しなくても、適切な生活習慣の改善、仕事のペースを少しセーブしながら治療することで、また以前のような元気な状態を取り戻せる可能性があります。
過剰なストレスが慢性的にかかることが原因で起こる副腎疲労…
精神的ストレスだけではなく、体にかかるメンタル以外のストレスを取り除いていくことで改善していきます。
要約
- 活躍世代の女性にかかるストレス
- ストレス対応ホルモンの不足で起こる症状
- メンタル以外のストレスとは?
- 回復するための対処法
- 早期解決のために
この記事では、活躍世代の不調の原因となる要因、また、それらへの対処方法についてお伝えします。
一時的に仕事量をセーブしたとしても、不調そのものを治していくことで、また今までのような健康を取り戻し、あなたのもつ力(得意分野)を存分に発揮していただける未来への道筋が、この記事から見えましたら幸いです。
ぜひ、このトンネルから抜け出して、これからも生活を楽しみ、今まで築いてきたキャリアを社会で生かしていっていただけたらと思います。
女性の場合、不調の原因は女性ホルモンの影響のせいだと、思われやすいです。
ですが、そればかりではないんです。
副腎から出るストレス対応ホルモンが適切な量で作られていないせいで、いろいろな不調を起こしてくることがあります。
副腎疲労という状態です。
目次
活躍世代の女性にかかるストレスが原因の副腎疲労
30代後半~50代は職場のリーダーなどを任され、仕事上の立場や人間関係に変化が生じる時期になります。同時に、家庭では、妻や母などの役割を担い、家族・親族の中で人間関係の中心となる役割もになっています。
自分のキャリア、子どもの受験・就職や結婚、介護、それらに伴なう経済的な負担など、いろいろな家庭環境の変化が生じる時期です。さらに、現代では、結婚年齢や出産年齢が上がり、年齢が上がってから子育てに忙しかったり、少子化で兄弟数が減り、親の介護の負担がより大きくなっています。子育てと介護の両方が重なる場合もみられます。
ですが、子育てや介護は、夫婦や家族がみんなで担うべきところ、家庭内にこれらの問題が起こったとき、生活を変えざるをえないのは女性のほうが多いです。
このような多くのさまざまなストレスで、ストレスに対応するストレス対応ホルモンが使い果たされてしまったために、不調を起こしくる場合があります。
ストレス対応ホルモンは、副腎という臓器で作られます。
ですが、ストレスが多すぎるとストレスに見合う量のストレス対応ホルモンが作れなくなり、いろいろな症状があらわれます。副腎疲労という病態です。
ストレスには、上記に挙げたようなさまざまなストレスがありますが、
えっっっ!?こんなことも体のストレスに入るの?この不調の原因になっているの??
というものがあります。
精神的ストレス以外のストレスも数々積み重なって負担となり、副腎疲労を起こしている場合があります。
副腎という臓器から、ストレスにうまく対応できるように、ストレス対応ホルモン(副腎ホルモン)が作り出されるのですが、
ストレスが長期間続いたり、すごく大きなストレスがドン!!とかかったり、1つ1つのストレスは小さくても数が多かったりすると、ストレス対応ホルモン(副腎ホルモン)が不足します。
このストレス対応ホルモン(副腎ホルモン)の不足のせいで、色々なしんどい症状が現れてきます。
副腎疲労とは、長い間、さまざまなストレスが積み重なって、
ストレス対応ホルモンの量がストレスに見合う量を作り出せなくなった状態です。
1つでも体の負担となるもの(ストレス)を減らしていって、あなた本来の元気なお体や生き生きと活動していた輝く日々を取り戻してくださいね。
ストレス対応ホルモンの不足で起こる症状
ストレス対応ホルモンの不足で下記のような不調を起こしてきます。
- だるい
- 朝起きられない
- 眠れない、熟睡感がない、
- 胸の圧迫感
- 息苦しさ、息が十分吸い込めないような感覚
- 頭痛
- 動悸、脈が早くなる
- ちょっとしたことで緊張する
- 湿疹が出るようになった
- 食欲がない、過食になった
- 甘いものが無性に食べたくなる
- ポテトチップのようなしょっぱいものが食べたくなる
- めまい
- イライラ
- 気持ちが落ち込む
- 感情のコントロールが難しい、精神的に不安定
- やる気が出ない
女性ホルモンの変化でもこのような症状が起きます。
ですが、女性ホルモンの補充をしても、上記の症状が改善しない場合もあります。また、まだ婦人科に相談に行っても「更年期にはまだ早すぎますね。」と言われることもあります。
そのような方に、「適切な生活習慣の改善」をしていただくと、「軽症の方」はそれだけで快方に向かいます。
体に負担になるストレスを(メンタルストレスだけでなく、メンタル以外のストレスも)減らしていくようなポイントを押さえた適切な生活習慣の改善です。
では、メンタル以外の体への負担となるストレスとはどのようなものがあるのでしょうか?
メンタル以外のストレスとは?
- 過労
- 食事(栄養不足、血糖の上昇しやすい甘い食べ物、小麦製品や乳製品、加工食品・添加物・農薬)
- 睡眠不足
- 腸内環境の異常(腸内細菌の乱れ、リーキーガット症候群など)
- 有害重金属(水銀、アルミニウム、鉛、ヒ素など)
- 化学物質
- カビ毒(水筒、洗濯機、お風呂、冷蔵庫、食べ物)
- 感染症(風邪、インフルエンザ、コロナ、マイコプラズマ、ピロリ菌、その他)
- 持病(アトピー、花粉症、慢性副鼻腔炎、慢性上咽頭炎、脂肪肝など)
過労
- 遠方への通勤、混雑した電車での通勤
- 気の抜けない緊張を強いられる仕事
- 肉体的負担のかかる重労働
- 長時間労働
など
食事
- 油物や糖質のメインの食べ物で、タンパク質不足やミネラルやビタミン不足になるようなメニュー
- 血糖の急上昇を起こすような甘い食べ物や飲み物による血糖の急上昇とそれに引き続く血糖の急降下
- 小麦製品や乳製品による腸漏れ症候群(リーキーガット症候群)
- 農薬、添加物、化学合成物質、加工食品
- カフェイン
これらの食べ物の頻度をできるだけ少なくしていただくと、症状が改善されやすいです。
睡眠不足
睡眠には以下のような作用があります。
- 脳の老廃物の掃除
- 細胞の修復効果
- 病原体を退治する免疫物質を作る
ですので、睡眠時間が短い、熟睡できないことは、体にとって大きなストレスになります。
化学物質
私たちの身の回りには、プラスチックの原料や、家具や電気製品の難燃剤、清掃用の薬品、防虫剤、農薬、防腐剤など、化学物質はさまざまな用途で活用されています。これらの物質が食べ物と一緒に入ってきたり、空気中に漂うものを吸い込んだり、皮膚に触れたりとさまざまな経路で体内に入ってきています。
これらの物質で問題となるのは、発癌性、免疫を狂わせたり、神経に悪影響を与えたり、体内のホルモンのバランスが崩したり、体内で炎症の元になったりします。
カビ毒
現在100種類以上のカビ毒が知られています。このカビ毒は、食べ物や家屋内のカビ毒を吸入することで、体内に入ってきます。
食べ物のカビ毒は、生育途中に長雨にあったためにカビが付着しその食物が汚染されてしまったり、貯蔵中に増殖したカビに汚染されてしまったりする場合があります。
また、家屋内のカビ毒としては、クーラーの熱交換器や洗濯機、キッチンの排水口などに増殖したカビのカビ毒を吸入してしまっている場合があります。
これらのカビ毒は、発癌性も示すものや、腎臓・肝臓・脳機能に悪影響を及ぼすものもあり、体の負担(ストレス)になります。
腸内環境の異常(お腹の不調)
まず、便秘についてです。
体に溜まる毒素には、
- 呼吸や食事などで体外から体内に運ばれてくるもの
化学物質や有害重金属(大型魚の水銀、古い水道管から混入する鉛、缶詰や鍋のアルミニウム)
排気ガス、残留農薬、カビ毒 - 体内で発生するもの
腸内細菌が腐敗によって発生させるアンモニアや硫化水素などの有害ガスや発がん物質
肝臓で解毒処理された後、腸に排出される有害物質
があります。
便の中にはこれらの毒素が含まれています。ですので、便秘になると、これらの毒素が排出されず、また体内に再吸収され、体内の毒素の量が増えてしまいます。毒素の蓄積は、体の負担(ストレス)になります。
回復するための対処法
対処法のして以下が挙げられます。
- 血糖値の乱高下を起こしやすい甘いお菓子やジュースをなるべく少なくする。
- 小麦製品・乳製品の量をできるだけ少なくする(腸の炎症を起こし、腸漏れ症候群となってしまうため)。
- 添加物、加工食品をできるだけ減らす。
- 夜にブルーライトを浴びないようにし、早く寝る。
- 水分を多く摂り、尿から毒素を多く出す
- 便秘しないように、毎日排便できるように調整する(便で毒素排出)
- 汗で毒素排出をするため、汗を多く出す(運動、入浴)
- カフェインを減らす
- アルコールを避ける
- アルミ鍋を使用しない
- 防虫剤を寝室に置かない
- 香り付き柔軟剤を使用しない
これらのことに気を付けて適切に生活習慣を整えていただくと、軽症の方は早ければ3ヶ月後位から症状の改善がみられます。
早期解決のために
副腎疲労が中等症以上になってくると、
体の発電所の故障で、体が停電モード・省エネモードとなってきます。
わかりやすく、体のシステムを工場に例えながらご説明すると、体の中で次のようなことが起こります。
- 消化液の製造工場の電源が入らないため、消化液が作れない
- ミキサー役の胃の電源が入らず、消化が不十分になる
- 腸のベルトコンベアが動かない
- 掃除機の電源が入らない
- ゴミ処理用の機械が動かない
- PCの電源が入らず、頭が働かない
- ホルモン製造工場が働かない
などのことが、体内で起こってきて、体全体の機能が落ちてきます。
その場合は、治療によりこれらに対する積極的なサポートをすると回復が早まります。
発電所の故障の原因を取り除く作業とともに、なんとか発電所を稼働させ電力を保ち、体のいろいろな機能を働かせます。徐々に本来の発電機能を回復させ、停電状態、省エネモードから通常に電気が届くようにさせます。
そうすることで、
- 胃や腸の働きが良くなる → エネルギーの元になる栄養素を食べ物から効率よく吸収できる
- 体内のパソコンがサクサク動く → 頭の回転が良くなる
- 溜まってしまった毒素を効率よく排出しやすくなる
すると、体に負担となっているストレスの数が減っていき、体の調子が良くなてきます。
このような治療で不調のトンネルの長さを短くする手助けをします。
負担となっている要素は人によってそれぞれ異なります。
どんなものが負担になっているか、その種類が違い、数や量も違います。
元々持って生まれた体質も違います。
不調の原因を調べ、オーダーメイドでその方に必要な専門的なアプローチで早期解決に繋げていきます。
ストレス対応ホルモンが適切な量ない場合、その影響が他のホルモン(女性ホルモンや甲状腺ホルモン)にも影響してくる場合があります。
ですので、この副腎疲労の状態があると、更年期には早すぎる年齢なのに更年期のような症状が出たり、更年期のご年齢の方でも更年期の症状が強く出てしまったりします。
そのようなお辛い症状となってしまった場合、少しでも早くその症状が解消され、趣味を楽しんだり、得意分野で大いに力を発揮するなど、充実した人生を楽しんでいただきたいです。
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